MENU

No.012|Nike Super Cortez(ナイキ スーパー コルテッツ)|1972-1973

1972 / RUNNING

目次

INTRODUCTION

1972年から1973年にかけてのNikeカタログを見ると、Cortezは一足では終わらない。

基本となるCortez。

そしてその周囲には、

Super Cortez
Nylon Cortez
Leather Cortez
Leather Cortez I
Nylon Cortez I
Leather Cortez II
Nylon Cortez II
Suede Cortez Deluxe

が並んでいる。

つまり1972年のNikeは、すでにCortezを一つの商品名ではなく、一つのシリーズとして展開していた。

その中でSuper Cortezは、名前そのものが興味深い。

Marathonでもない。

Bostonでもない。

新しい名称ではなく、

「Super Cortez」

という、Cortezを基準にした名前が与えられている。

このモデルは、初期NikeがCortezという成功した設計を基盤に、さらに別仕様を展開し始めていたことを示す資料でもある。


1972-73カタログに存在する

SOLEVAULTにとって最も重要なのはここである。

Super Cortezは後年の復刻名称ではない。

現存する1972-73期のBRS/Nikeカタログに、

SUPER CORTEZ

として掲載されている。

つまりこれはコレクターが後から付けた呼称ではなく、当時Nike自身が使用していた商品名である。

Cortez Familyを復元するなら、このモデルを独立して扱わなければならない。


Lightweightという説明

カタログでSuper Cortezに与えられている重要な説明の一つが、

Lightweight

である。

これは単なる広告表現ではない。

1972年のNikeは、

Marathon

Flyte

Obori

Boston ’73

Road Runner

など、それぞれ異なる用途や構造を持ったランニングシューズを展開していた。

その中でSuper Cortezには、

軽量性

という特徴が与えられていた。

つまりNikeは、Cortezという基本設計を維持しながら、別方向の仕様を用意していたことになる。


Polyurethane Foam Tongue

Super Cortezのカタログ説明には、

Polyurethane Foam Tongue

も記録されている。

これは通常のアッパー素材説明とは別に記載されている特徴である。

1972年のNikeカタログを読むと分かるが、当時のNikeはソールだけでなく、

インソール

アーチサポート

タン構造

ヒール構造

まで商品特徴として説明している。

Super Cortezもその流れの中にある。


Padded Ankle Collar

さらにSuper Cortezには、

Padded Ankle Collar

も記録されている。

現在では珍しくない構造だが、1970年代初頭のランニングシューズでは注目すべき仕様だった。

初期Nikeは単に軽い靴を作ろうとしていたわけではない。

足との接触部分をどう設計するか。

長距離走行時の快適性をどう確保するか。

そうした試行錯誤がカタログ説明から見えてくる。


Cortezとの関係

ここで注意しなければならない。

Super Cortezは、

Cortezの上位版

と現段階では断定できない。

また、

改良版

とも断定できない。

確認できるのは、

NikeがCortezとは別にSuper Cortezを掲載していたこと。

そして独自の特徴として、

Lightweight

Polyurethane Foam Tongue

Padded Ankle Collar

を説明していたことだけである。

SOLEVAULTでは、この確認できる事実と推測を分けて扱う。


Cortez Familyの拡張

No.011で確認したように、1972年のCortezは単一商品ではない。

複数の派生型が存在していた。

Super Cortezは、その最初の入口である。

Leather。

Nylon。

I。

II。

Deluxe。

そうした派生型を一足ずつ追うことで、1972年のNikeがどのようにランニング市場へ商品展開していたのかが見えてくる。


WHY IT MATTERS

Super Cortezの価値は、有名だからではない。

むしろ現在ではCortez本体ほど知られていない。

しかし、このモデルが存在することで、

1972年のNikeがすでにCortezをシリーズ化していた

ことが分かる。

もし基本Cortezだけを見れば、

「1972年にCortezが出た」

で終わってしまう。

しかしSuper Cortezまで含めると、

Nikeはすでに一つの成功作を複数仕様へ展開し始めていたことが見えてくる。


SOLEVAULT VIEW

Super Cortezは、Nike史の主役ではない。

だからこそ残す。

有名なCortezの陰に隠れてしまうが、

1972-73カタログには確かに存在していた。

そしてその存在は、

Cortezが一足ではなかったことを教えてくれる。

SOLEVAULTでは、

有名だから保存するのではない。

存在したから保存する。

Super Cortezも、その一足である。


ARCHIVE DATA

MODEL|モデル名: Nike Super Cortez
PERIOD DESIGNATION|当時の商品表記: SUPER CORTEZ
YEAR|確認年代: 1972-1973
ROOM|分類: RUNNING
TYPE|用途: Running Shoe
FEATURE|特徴: Lightweight Construction
TONGUE|タン: Polyurethane Foam Tongue
COLLAR|履き口: Padded Ankle Collar
RELATED SERIES|関連シリーズ: Cortez Family
BRAND|ブランド: Nike
ORGANIZATION|当時の組織: Blue Ribbon Sports / Early Nike
SOURCE STATUS|資料確認状況: DOCUMENTED / PARTLY CONFIRMED


CURRENTLY CONFIRMED

1972-73期のBRS/NikeカタログにSUPER CORTEZの名称が掲載されている。

カタログではLightweight、Polyurethane Foam Tongue、Padded Ankle Collarが特徴として説明されている。

また、Super CortezはCortez Familyの一員として展開されていたことが確認できる。


CURRENTLY UNCONFIRMED

正式な初登場時期。

品番。

当時価格。

製造工場。

全カラー展開。

通常のCortezとの詳細な構造差。

販売期間。

これらについては追加資料との照合が必要である。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次